TVのオタク特集について

14日のフジのEZ!TV*1とか17日テレ朝のDの嵐*2とかアキバ系を特集した番組を最近テレビでよく見かけますが………これってどうよ?
演出が過多とか出てくるオタさんがステレオタイプとか一部の例をに一般化し過ぎとか、いろいろ言いたい事はあるけど、それ以前にこの手の番組って要は「こんなキモイ連中が増えてますよ」と言ってるようにしか見えん。いや、俺の被害妄想だといってしまえばそれまでなんだが、それにしてもオタのキモイ側面を強調しすぎでしょう。もちろん、その方が視聴率取れるからそうしてるんだろうけど。
ぶっちゃけ、オタなんてのは一般人から見りゃキモイ以外の何者でもない。それは結局のところ価値観の違い――いい歳こいてアニメに熱中してる人は世間一般から見ればやはり異常――だと思うし、仕方ないことだと思う*3。正直、俺も(自分が同じ穴のムジナであることを自覚しつつも)声優のライブで跳ねるオタを見てキモイと思うし。
ただ、キモイならキモイで関わらなきゃ良いのに、わざわざオタの領域に自分から踏み込んでいって「こいつらキモイ」とか抜かすその姿勢に俺は腹が立つ。視聴率ほしいのは分かるが、手前等自分がどれだけ失礼な真似してるか分かっているのか、と。
「I hate niggers」て看板をつけて黒人が多く住むスラム街歩く*4ようなもんです。
それで連中がアキバ住人にボコられないのは連中がテレビだから許されることで、言ってみればこれはメディアの暴力です(ちょっと言い過ぎですが)。
こういったメディアの圧倒的な力がこれがオタクをバカにしてるうちはまだ良いとしても、目の前で同級生を殺された女の子にマイク突きつけて状況を語らせる*5、なんてことを平気でやるようになってるのを見ると、笑い事では済まされないと思うのです。

で、結局何が言いたいのかってーと、「日本のメディアは年々バカ化している」って誰かが言ってたのは、正にその通りじゃないかなー、と。


…長々語った割りに内容が薄いっつーか、論理が飛躍しすぎというか…脊髄反射で日記書くもんじゃないですな。申し訳ないッス。

*1:ttp://whatever.say.jp/program/snap_shot/site/11004518314582/

*2:ttp://www.ntv.co.jp/arashi/this/20041117_index.html

*3:もっとも、これはオタに限らず盆栽や鉄道、切手といったあらゆる趣味一般に対して言えることだが…

*4:ダイ・ハード3参照

*5:池田小事件とかロシアの小学校占拠事件とか