ブラックホーク・ダウン

木曜洋画劇場でやってたんだけど…録画忘れてたorz  
結局見れたのはラスト一時間のみ。
内容は93年にソマリアの首都・モガティシュで行われた「リストアホープ作戦」を題材に、数千の民兵の中で孤立した米軍部隊の悪夢のような一日を描く、というもの。
延々と地獄のような銃撃戦が続くんだけど、息をもつかせぬアクション!っていうより淡々と撃ち合ってるような感じ。でも現実の市街戦ってのはあんなもんかもしれない。描写に関しては軍事オタさんの間での評判はそこそこだったようです
でも、原作にはあったヘリ搭乗員の遺体が引き回されるシーンとか民間人に紛れた民兵に対して米軍が無差別に発砲するシーンとか米兵が戦場でマスをカこうとするシーンなんかがカットされたのは残念。あと、冒頭のシーンでもアイディド派民兵の悪役っぽさが強調されぎみな感じも。
結局、この戦いで米軍は大きな被害を出しソマリアから撤退したわけだが、この戦闘での米軍の死者は「たった」数十九名。対するアイディド派民兵は1000人以上の死人。人の命の重さって違うんだなぁ、と思った今日この頃。まあ、他所からやってきた連中と自分の国で戦ってる連中じゃまた色々違うんでしょうけどね。
アイディド派民兵の「平和は勝利以外によっては得られない」みたいな台詞(うろ覚え)が印象的。憎しみの連鎖って奴でしょうか。結局、どっちかが全滅するまで続くんでしょうな…。
とりあえずこの戦いで戦死したタスクフォース・レインジャーの将兵民兵の冥福を祈って…AMEN。