昨夜のガイアの夜明け

昨夜のガイアの夜明けのテーマはJR西日本脱線事故のその後。
まあ番組の内容自体はざっと流して見てたんで詳しくは触れませんが、ここでふと思い出したのが4/26のhttp://d.hatena.ne.jp/sincos/20050426でのsincos氏のコメント。

過密で複雑なダイヤが悪い,
対面接続のために新設した短絡線が悪いというけど,
通勤線区でその恩恵を受けている人も少なからずいる訳で.

番組中で列車に遅れが生じた際、駅員に向かって怒鳴り散らしてるおっさんが出てきたの見て思ったんですが、ただ今批判の的になっている「効率重視」「ダイヤ重視」の影には当然ながら利用客側のニーズもあるわけでして。
もちろん、前提として「安全」は絶対なものであって、安全対策に問題があったことの言い訳にはなりませんが、しかし我々利用者はそのことについてあまりにも無頓着ではないか、と。
例えば、俺は自分が急いでる時に列車に遅れが生じてイライラした事は何度もありますが、しかし良く良く考えれば「急いでる」状況を作り出してる時点でそもそも俺に問題があるわけですよ。
だからといって遅延を正当化するわけではありませんが、こういうユーザー側の自分勝手な(差し迫った必要性ではなく「こうだったら良いな」程度の)要望にサービスを提供する側は真剣に対応することが要求されるわけです。
先の事故はJRが悪いです。ただ、だからといってユーザーの側が全く無関係でいられるかというとそうでは無いのではないか、「JRが悪い」で全て片付けてしまうのは余りにも無責任ではないか、俺はそう思うわけです。

……いや、じゃあ具体的にどうすりゃ良いんだ、と聞かれると答えられないんですが。
でも「消費者」としての意識を持つのは必要なことだと思うです。